長野放送
新型コロナウイルスの感染も落ち着き、家族でドライブと考えている人も多いんじゃないでしょうか。しかし、ガソリン価格が高騰し、長野県内では7年ぶりの高値となっています。消費者、そしてガソリンスタンドから悲鳴があがっています。
木々の色が色付き、秋の行楽シーズンを迎えた信州。県内では、新型コロナの「第5波」がほぼ収束し、これから外出や旅行など検討していた人も多いはず…。
しかし、そんなムードに水を差しているのが、ガソリン価格の高騰です。
(記者リポート)
「長野市のこちらのガソリンスタンドでもガソリンの価格は高騰しており、利用客からは苦しい声も聞こえてきました」
客:
「ちょっと高いですよね。ちょっと困っちゃいます」
「びっくりするほど高くて。(コロナが落ち着いて)移動ができるなってところで、この価格だとちょっと、ちゅうちょする」
資源エネルギー庁によりますと、今月4日時点の県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は167.3円で前の週より1.7円値上がりました。167円台となるのは2014年10月以来で7年ぶりの高値です。
秋の行楽シーズン。例年ならば需要が高まりますが、今年は「買い控え」が出てくるのではと、スタンドは懸念しています。
本久石油事業部ss統括マネージャー・池浦正峰さん:
「コロナの感染者数も減って、緊急事態も明けて、これからお出かけシーズンという時に値段が高くなってきている状況なので、厳しい状態です」
石油情報センターによりますと、世界的に新型コロナの感染が減少傾向で経済回復が期待されていることから、原油の需要が高まり価格が上がっているとしています。
来週も値上がりを予測しているということです。
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