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家宅捜索時の犬（9月3日 長野県松本市）
劣悪な環境で犬を飼育していたとして、松本市の販売業者が警察の捜査を受けた問題で、市は保健所が保護した17匹について、飼い主の募集を10月1日から行っていますが、6日の昼時点で34件の申し込みがあったことがわかりました。
この業者は市内2つの施設で犬600匹の飼育を届け出ていましたが、実際には約1000匹を劣悪な環境で飼育していて、9月に動物愛護法違反の疑いで家宅捜索を受けました。
松本市保健所は21匹の犬を保護し、このうち17匹について、飼い主の募集を10月1日から始めています。残りの4匹は市内に登録のあるボランティアに譲渡するということです。
募集期間は10月11日までで、市の保健所のホームページから申し込むことができます。
松本市保健所によりますと、6日正午の時点で34件の申し込みがあったということです。応募者の中から飼育経験や家族構成などを考慮して50組を選び、10月後半に動物愛護に関する法律や病気、しつけなどに関する説明会を開くといしています。また、面談などを行い再選考し、お試しの飼育期間などを経て、11月中に正式に譲渡される見込みです。
一方、この業者が飼育していた大半の犬は埼玉県の業者を通じて県外に運び出され、市内に2つあった施設のうち、中山地区の施設は解体・撤去されました。
市は、業者がもう一つの施設で飼育している200匹程度について、引き渡すよう働きかけていますが、業者は県外に移し廃業する意向を示しているということです。
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