長野放送
ワクチン接種でお得なサービスです。長野県諏訪地域のおよそ90店舗が、地域の住民でワクチンを接種した人を対象に割引などの独自サービスを来月1日から始めます。
肉汁たっぷりのハンバーグ。茅野市のレストラン「ウッドマン」です。食事が終わった後に飲みたくなるコーヒーや紅茶がワクチンを接種していれば来月1日から無料で飲むことができます。
レストラン ウッドマン・瀧澤佐千枝店主:
「お客さまが元気、笑顔になっていただき、諏訪地方、信州の活性化につながれば良いなと」
こうしたサービスが諏訪地域の6つの市町村で始まります。諏訪商工会議所が28日発表しました。
サービスの対象は諏訪地域在住か仕事や学校などで通っていて、ワクチンを接種した人。自己申告で登録でき、その店でカードを受け取れば使うことができます。
現在、飲食店44店舗、生活・物販が32店舗、レジャー・宿泊施設が10店舗登録しています。
諏訪商工会議所・宮坂淳事務局長:
「ワクチン接種済みの方々がお得に地元のお店や施設に出かけていただき、地域経済回復のきっかけづくりとしたい」
サービスは各店それぞれで、冒頭の飲食店はコーヒー、紅茶が1杯無料。
諏訪市の「かたくらシルクホテル」は基本の宿泊料金が25%OFFになります。
かたくらシルクホテル・蒲地幸恵マネージャー:
「この機会に地元の皆さまにおいしい食事と温泉につかりながら、ゆっくりとした時間を過ごしていただきたい」
この他にも、美術館では入館料が100円割引。美容院では、エステトリートメントが10%割引などのサービスがあります。
期間は来月1日から来年3月31日までで、登録店は今後も増える見込みです。
また、感染者の減少やワクチン接種が進んできたことを受け、県内各地でも割引サービスが始まろうとしています。
例えば、長野商工会議所は飲食店を支援しようと、デリバリーとテイクアウトに特化したプレミアム付き商品券を発売。1冊5000円で6000円分が利用できます。現在46店舗が登録していて来月1日から利用できます。
また、これとは別に長野市は3000円で購入すれば5000円分の買い物ができる「推し店プラチナチケット」を来月9日に発売します。こちらは市内およそ1800店が参加予定です。
このほか、多くの市町村や団体が県民対象に宿泊の割引サービスも行う予定です。
県も11月までを「コロナを克服する2カ月」と位置づけ、感染対策とともに経済活性化を進めていく方針です。
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