長野県の確保病床使用率
阿部守一知事は「長野県は第8波に入った」との認識を示しました。新型コロナウイルスの感染再拡大で医療現場への負担が増す中、県は2カ月ぶりとなる「医療非常事態宣言」を全県に出しました。
【動画で見る】感染再拡大の長野「第8波突入」 2カ月ぶり「医療非常事態宣言」 行動制限はせず 専門家「感染者はまだ増加する」
長野県・阿部守一知事:
「第8波と言って差し支えない」
会見で示された「第8波」突入の認識。阿部知事は県の医療アラートを「医療非常事態宣言」に引き上げたと明らかにしました。9月13日以来、2カ月ぶりです。
確保病床使用率は13日夜の時点で56.9%で、県が非常事態宣言の目安としている50%を4日連続で超えていました。
入院中の382人の内、65歳以上が89.8%を占めることなどから、県は重症化リスクの高い人のワクチン接種を引き続き呼びかけます。
また、若年層には自己検査のほか、陽性の場合、「軽症者登録センター」への登録を呼びかけます。
一方、社会経済活動を維持するため、行動制限は行いません。
長野県・阿部守一知事:
「一般の医療に過度に支障が出ないようにしなければいけない。外来診療や救急医療が確保できるように、皆さんご協力を」
専門家は…。
信大医学部附属病院感染制御室・金井信一郎副室長:
「(県内は)集団免疫が弱い。(感染者が)一定数出るまでは、このまま増加するのでは」
知事は今後、病床使用率を過去最高だった68.1%以下に抑えていきたいとしています。
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