長野県の独自の感染警戒レベル
30日、長野市と松本市であわせて10人が新たに新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。
長野市で感染が確認されたのは、10代から40代の男女5人です。このうち1人の居住地は東京都で県外の感染者の濃厚接触者です。また、1人は県外との往来歴がありました。2人は現時点で感染経路不明。残りの1人はこれまでに判明した感染者の濃厚接触者です。
松本市の新規感染者は5人です。
県内の感染者の累計は5228人になりました。
きのう29日、県の新型コロナ対策を協議する専門家懇談会は、ここ最近の感染者の増加について、県内も「第5波に入った」との認識で一致しました。阿部知事は「急激に新規陽性者が増加している。前例のない事態。デルタ株への置き換わりが県内でも進んでいるのではないか」と強い危機感を示しました。専門家からは「第4波より増加のペースが速い」「県外で感染した人が家族や職場で感染を広げる段階に入っている」などと指摘があったということです。また、「デルタ株の影響も懸念され、人との接触を減らすなど、早期の対策強化が必要」といった意見があり、県も対策の強化・徹底を急ぐ方針です。
なお、県独自の感染警戒レベルは、長野・上田・佐久、諏訪、上伊那圏域が「3」の「警報」。このほかの圏域は「2」の「注意報」です。
県は、来月22日までを「感染対策強化期間」として、「感染拡大地域への往来、帰省を控えてほしい」と注意を呼びかけています。
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