つつじ祭りが開幕した岡谷市の鶴峯公園。
ツツジの名所として知られる長野県岡谷市川岸上の鶴峯公園で3日、恒例の「つつじ祭り」が始まった。今年はコロナ前と同規模のイベント内容で開催。約30種3万本のツツジが咲き始め、来場者の目を楽しませている。14日まで。
同公園のツツジは、昭和初期にツツジを300株購入しようとしたところ、業者の勘違いで貨車3台分が届いたことがきっかけで名所になったとされる。期間中は露店の出店や観光ボランティアの案内、地元ボランティアグループによる湯茶の接待(いずれも土日のみ、露店は6日から)を予定。7日は岡谷太鼓の演奏(午前11時、雨天中止)がある。
入り口付近のツツジは八分咲きで、まだつぼみも多く祭り期間中は楽しめそう。園内ではドーム状に整えられたツツジが赤やピンク、薄紫の花を咲かせている。岡谷市の観光案内サイトを見て埼玉県から初めて訪れた50代の夫婦は「さすがシルクエンペラーとうたわれた片倉兼太郎翁が作った公園で、素晴らしい。ゆっくりと花を楽しむことができました」と笑顔を見せていた。
岡谷市観光協会は「謎解きインスタグラムハッシュタグキャンペーン」を行っている。同協会公式アカウントをフォローし、園内に掲示してある謎を解いて導き出したハッシュタグと、指定のハッシュタグ「#鶴峯公園華麗なるつつじの謎」「#鶴峯公園」をつけてツツジや風景写真を投稿すると、抽選で25人に岡谷の名産品などが当たる。
入園無料。近くの川岸スポーツ広場に有料の臨時駐車場(午前9時~午後6時)を設けている。
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