長野放送
4月16日に長野県茅野市で初心者向けラリー大会が開かれます。地元を盛り上げようと今年初めてアルピコグループが参戦。グループ会社の社員の力を結集して挑みます。
峠道を疾走、舗装されていない林道も駆け抜けます。トヨタ自動車主管の初心者向けラリー大会です。
年間を通し全国各地で11戦が行われ、そのうちの一つ、茅野市で開かれる大会が4月16日に迫っています。
今年、初めて参戦するのが、県内でバスや鉄道、スーパーマーケットなどを運営するアルピコグループ。
11日、参戦する小型車を披露しました。車体にはアルピコのシンボル、ストライプの模様などをあしらいました。
車内のシートもレース仕様に―。
アルピコは茅野市の蓼科高原でレジャー事業を展開していて、地元の大会を盛り上げようと出場を決めました。
ラリーに挑むスタッフもグループの社員です。メカニックはバスの整備士。
メカニック(バスの整備士)・守屋丈幸さん:
「ドライバー本人には、何とか帰ってきてさえくれればどうにかしますと声をかけてありますので、できる限りの処置をしてつなげられるようにしてあげたい」
そして、ドライバーを務めるのが、貸切バスの運転手・河野浩之さん(44)。
ドライバーはグループ全体から募集し、スーパーの店員などおよそ20人が手を挙げましたが、面談などの結果、若い頃にモータースポーツの走行会にも出場していた河野さんが選ばれました。
ドライバー(貸切バス運転手)・河野浩之さん:
「ほんと楽しみですね。子どもの頃からの夢といいますか、こういったチャンスをいただいたので、完走できるように頑張りたいと思います」
バスの運転の合間などにサーキットで練習を重ねています。
大会は4月16日に開かれ、およそ90台が参戦します。舗装と未舗装の複数のコース計9キロを走るタイムトライアルです。
グループの力を結集し、まずは完走を目指します。
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