長野放送
盗難被害に遭った善光寺の「びんずる尊者像」が10日に本堂に安置されることがわかりました。
今月5日の朝に盗まれた「びんずる尊者像」。その日の内に熊本県の男が逮捕され、像は翌日、善光寺に返還されました。
その後、善光寺が確認したところ、損傷などはなく、防犯対策をした上で10日に本堂に安置されることになりました。
像は300年以上安置されている「なで仏」で、自身の体の悪い部分と同じの部分をなでると治るとされ、信仰を集めていました。
善光寺には事件を受けて心配する声や無事戻ったことに安堵する声が多数、寄せられていたということです。
善光寺事務局は「十分な対策を講じた上で大勢の信者の方の癒しになるよう努めてまいります」としています。
一方、窃盗の疑いで逮捕された熊本県の男(34)は「びんずるに恨みがあった。像があると地震や事件が起きる。埋めようと思った」などと供述しています。
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