長野放送
20日、本土決戦をにらんで終戦間際に掘られた長野市安茂里の「大本営海軍部壕」を地元の小学生が訪れ、七夕飾りを設置しました。
長野市安茂里の「大本営海軍部壕」。いわゆる「松代大本営」とともに、善光寺平を本土決戦の拠点とするために着工されたとみられ、100メートルほど掘って終戦を迎えました。
20日は近くの松ヶ丘小学校の6年生39人と地下壕を管理する「昭和の安茂里を語り継ぐ会」が、周りから流れ込んだ土砂を撤去しました。
子どもたちは、去年も入り口付近の整備に参加しましたが、中に入るのは初めてです。作業を終えた子どもたちは、おのおの願いを込めて書いた短冊を飾りました。
児童:
「戦争をもうしないように」
「どうしてこんなふうに(壕を)つくったりしたのか考えながら見てました」
「昭和の安茂里を語り継ぐ会」では、身近な場所が戦場となる可能性があったことを若い世代にも知ってほしいと活動を続けています。
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