駒ケ根高原を駆け抜ける「中央アルプススカイラインジャパン」の参加者たち
中央アルプスを舞台にしたトレイルランニング大会「中央アルプススカイラインジャパン」(実行委員会主催)が4日、駒ケ根市の駒ケ根高原を発着点に開かれた。小学生から80代までの男女667人が県内外から参加。設定された登山道や遊歩道のコースを一気に駆け抜けた。
7年前に東京からUターンし、同市北割二区でアウトドアショップを営む後藤哲也(47)さんが「中アの自然を生かしたイベントを開きたい」と発案。知人やトレラン愛好者らと準備を進め、2年前に第1回大会を開いた。昨年は新型コロナの影響で中止を余儀なくされ、2年ぶりの開催となった。感染防止のため、グループごとに時間をずらして走り出すウェーブスタートを採用した。
今年は駒ケ根高原の遊歩道や林道、登山道を走る38キロ、20キロ、10キロ、4キロの4コースを設定。最長の38キロは簫ノ笛山(1760メートル)や池山(1774メートル)などを経て駒ケ根高原に戻る、高低差1000メートル以上の険しいコースを用意した。
この日はあいにくの雨となったが、選手たちはそれぞれの目標に向かって勾配のある山道を快走。足が泥まみれになりながらも、ゴールにたどり着くと笑顔を見せていた。
38キロコース男子総合は、京都府の近江竜之介さん(19)が4時間19分41秒で優勝。「アップダウンの多いコースは手ごたえがあって楽しめた」と話していた。
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