篠ノ井東小学校
25日朝、長野市の小学校に男が侵入し、男子児童に液体をかけました。液体は「お茶」で児童にけがはありませんでした。警察は男を発見し事情を聴きましたが、障害があることがわかり保健所と連携して対応しています。
(記者リポート)
「男が侵入した小学校です。私の後ろに見える大きな岩が置かれている付近が、児童が液体をかけられたとみられる現場です。現在、警察が鑑識作業などを進めています」
篠ノ井東小学校
被害を受けたのは長野市の篠ノ井東小学校の児童です。午前8時34分ごろ、小学校の職員から110番通報がありました。
(通報)
「不審者が学校の敷地内に侵入しました」
篠ノ井東小学校
学校によりますと、登校してきた複数の児童がホームルーム前の自由時間に校舎の外で遊んでいました。
8時15分にチャイムが鳴り、児童が校舎に入ろうとしたときに男が敷地内に侵入。
児童たちを追いかけまわし、そのうちの1人、低学年の男の子にペットボトルのような容器に入った黄色い液体を服にかけ、逃げたということです。
男子児童は救急搬送されましたが、けがはありませんでした。
篠ノ井東小学校の周辺地図(Google Earthより)
篠ノ井東小学校は長野インターチェンジから西におよそ2キロほどで、近くに南長野運動公園があり、田畑が広がる場所です。
学校の入り口は正門の1カ所のみで男はそこから侵入したとみられます。
篠ノ井東小・宮沢俊樹校長
篠ノ井東小・宮沢俊樹校長:
「安心・安全であるべき学校でこういうことが起きてしまい、申し訳なく思います。学校としてできることに、しっかり取り組んでいきたい」
被害があってからおよそ3時間後。警察は逃げたとみられる人物と特徴の似た人を現場近くで発見。
長野南警察署
事情を聴いたところ液体をかけたことは認めたということです。その後、液体は「お茶」だったことがわかりました。
また知的障害があることもわかり、警察は市の保健所と連携して対応しています。
一方、学校は念のため25日は集団下校とし教職員が付き添いました。心配で迎えに来た保護者もいました。
保護者:
「逃げる準備とか、防犯ブザー鳴らすとか、この子でもできることを話さないといけないかなと思います」
「学校からも、不審者を見かけたら行かない、話さないと指導は受けていると思うんですけど、今回は防ぎようがなかったと思うので、そういった面でこれからの課題だと思います」
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