改修してモニターも設置されたJR岡谷駅構内の陳列棚
長野県岡谷市の岡谷商工会議所は、創立80周年記念事業の一環でJR岡谷駅構内の陳列棚を改修した。市内企業の製品や特産品を展示する枠を増やしたほか、新たにモニターを設置して市内3高校の生徒が制作した動画などを上映する。24日は小林睦巳会頭らが現地を訪れ、お披露目した。
同商議所によると陳列棚は昭和50年代には設置されていたといい、コンコースと待合室を仕切る壁面にある。今回の改修では展示枠を11から17に増やし、このうち7枠は裏の待合室側からも見ることができる。同商議所会員企業の工業製品や菓子、日本酒などが並び、岡谷市の特産品をPRしている。
高校生が制作した動画は学校生活や部活動の様子を紹介し、各高校の魅力を伝えている。現在はJR東日本の広報動画と交互に上映。モニターでは今後、高校生の動画の本数を増やすとともに、若い世代の関心を集める活用を図っていく考えだ。
小林会頭は「往来が多くなるいいタイミングで、映像とともによく伝わる陳列棚となった」と感想を述べ、記念事業実行委員会の山﨑廣和企画委員長は「駅は岡谷市の出入り口であり、明るくきれいな陳列棚で岡谷のイメージアップになれば」と期待した。岡谷駅の有賀秀典駅長は「陳列棚を見て乗降客に岡谷を知ってほしい」と話していた。
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