長野地検
長野県内初の「特定少年」の起訴です。去年、松本市で女子大学生が刃物で刺された事件。長野地検は殺人未遂の罪で18歳の男を起訴し「特定少年」として実名を公表しました。
この事件は2022年12月、松本市の集合住宅の敷地内で女子大学生が名古屋市の18歳の専門学生の男に首を刺されたものです。女子大学生は全治3カ月のけがを負いました。
地検は24日、殺意を持って折り畳み式果物ナイフで刺したなどとして、男を殺人未遂の罪で起訴し「特定少年」として実名を公表しました。
2022年4月の民法改正で成人年齢は18歳に引き下げられましたが、少年法は18歳・19歳にも適用されます。ただ18歳・19歳は「特定少年」と規定され重大事件の場合、検察は実名を公表しています。
今回、長野地検は「裁判員裁判の対象となる重大事案で、地域社会に与える影響も深刻。総合的に検討し、実名を公表した」とコメントしています。
NBSは特定少年の実名を報道するかは、事件ごと、慎重に検討することにしています。検察は実名を発表しましたが、NBSは詳細な犯行内容や動機が明らかになっていない現段階での実名報道を見送ることとしました。引き続き、裁判などを取材する方針です。
長野放送[/MARKOVE]