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ウクライナの車いす避難者へ…「けん引器具」535台無償提供 メーカー社長「命守りたい」 器具開発のきっかけは『車いすの弟』と『震災』 避難の男の子に笑顔戻る(NBS長野放送) – 長野県地域ニュース

ウクライナの車いす避難者へ…「けん引器具」535台無償提供 メーカー社長「命守りたい」 器具開発のきっかけは『車いすの弟』と『震災』 避難の男の子に笑顔戻る(NBS長野放送)

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■車いす利用者の移動支える「JINRIKI」

「JINRIKI」を使う避難民の夫婦と中村社長(右) ポーランド・ルブリンナーシングホームにて(株式会社JINRIKI提供)
特集はウクライナ支援です。ロシアにによる侵攻が始まって24日で1年。現地の車いす利用者の避難を支援しようと、長野県箕輪町の企業が「けん引器具」を送っています。体が不自由な人たちを支えたいという社長の強い思いに迫りました。

車いすを「人力車」のように引いて移動させています。こちらはポーランド・ワルシャワ郊外で撮影された映像。車いすに乗っているのはウクライナから避難してきた男の子です。

取りつけられた「けん引器具」は高齢者や障害者など車いすを利用する人の避難を支援しようと、遠く信州から送られたものです。

株式会社JINRIKI 中村正善社長:
「車いす(のパイプ)に当てて、締めてロックをして伸ばせは一本装着完了。(2本目も)当てて締めて、ロックをして伸ばしまして、最後に、車いすによって違うのが幅なので、ここで幅を調整して、止めれば装着完了です」

こちらが箕輪町の企業が手掛けるけん引器具、その名も「JINRIKI」です。

「JINRIKI」を装着した車いす
ロシアの侵攻により、ウクライナでは国内外に2300万人以上が避難しています。移動が困難な車いす利用者も多く、「JINRIKI」はそうした人たちの移動を支えるものとして期待されています。

中村正善社長:
「(自力では)たった1センチの段差も越えられないのが車いすの現状。あの人たちを避難させることができるのは、世界でこの道具しかないのではと」

スタッフが乗った車イスを引く記者 長野県箕輪町
草が生い茂った場所でその力を試してみました。車いすを普通に押そうとすると…。

記者:
「これは、ちょっとこれはダメですね、前輪がはまっちゃっているってことですかね、どれだけやっても進まないですねこうなっちゃうと」

「JINRIKI」を装着します。

中村正善社長:
「ここにあてて、大きなねじを回します、しっかりグッと」

取りつけるのに特別な道具はいらず、初めてでも30秒ほどで済みました。

(引っ張ってみると…)

記者:
「すごい、すんなりいきますね。力の入れ具合だけだと、さっきの3分の1くらいの感覚」

後ろに補助者がつけば階段の上り下りも可能です。
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[紹介元] NBS長野放送 – Yahoo!ニュース ウクライナの車いす避難者へ…「けん引器具」535台無償提供 メーカー社長「命守りたい」 器具開発のきっかけは『車いすの弟』と『震災』 避難の男の子に笑顔戻る(NBS長野放送)

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