長野放送
長野県は8月24日から全県に出していた「BA.5対策強化宣言」を「病床使用率が減少傾向にある」などとして予定通り9月4日で終了します。一方、依然として医療現場の負荷が高いことから、「医療非常事態宣言」は継続します。
長野県・阿部守一知事(2日):
「(新規感染者は)数字としては大きいが、ほぼ確実にピークアウトしてきている。9月4日をもって(BA.5対策強化宣言を)終了とさせていただきたい」
2日午後の会見で長野県の阿部守一知事は、8月24日に出した「BA.5対策強化宣言」を予定通り9月4日で終了すると発表しました。
県内の新規感染者は8月19日に過去最多の3649人になりましたが、対策強化宣言が出されて以降は、減少基調にあります。
病床使用率は8月21日に過去最高の68.1%に達した後、9月1日夜は54.6%まで下がりました。
依然として高水準ながら、専門家から「ピークアウトしたと考えられ、危機的な状況は回避できた」などの意見が寄せられ、予定通りに宣言を終了することを決めました。
しかし、医療現場の負荷が高い状態は続いているとして、「医療非常事態宣言」は継続することになりました。基本的な感染対策の徹底を呼び掛けながら、当面の目標として、確保病床使用率50%未満を目指します。
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