長野放送
長野県佐久市は、市内の障害者施設で園長を含む職員2人が利用者に虐待行為をしたと発表しました。
虐待行為があったのは、佐久市の障害者支援施設「臼田学園」です。
1人は50代の男性職員で、2022年11月、夕食前に両手で利用者の頬をたたく身体的虐待。
もう一人は園長を務める50代の男性職員で、2022年夏ごろから繰り返し利用者の行動をまねする心理的虐待をしていました。
2022年11月に匿名の通報があり、県と市が調査し、明らかになりました。
施設は30代から60代の知的障害者が利用していて、たたかれた利用者にけがはなかったということです。
佐久市・柳田清二市長:
「2名の職員と直接相対して厳しく指導を行った。(職員2人が)明らかに人権侵害があったことを重く受けとめ、反省していること、市長として、十分に認識しました」
市は、頬をたたいた職員の配置転換を行い、園長については職を外して異動させる方針です。
また、有識者による「第三者委員会」を設け、動機や経緯などを詳しく検証するほか、警察にも相談しているということです。
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