自動車販売店を家宅捜索(長野市 2月8日)
長野市の自動車販売店に代金を支払ったのに車が来ないと複数の客が被害届を出している問題で、警察は8日、業者を家宅捜索し本格的な捜査を始めました。
長野市の自動車販売店から段ボールを運び出す捜査員。警察は8日、この店を家宅捜索しました。
被害者:
「一部でもいいのでもし返金してもらえるのであればありがたい」
こちらの女性は去年1月、店から軽自動車を購入する契約を結び代金194万円を払いました。しかし、納車はされず返金を催促しても、社長は「半導体が不足し生産が遅れているだけ」と繰り返したということです。
その後、年末に社長とは連絡が取れなくなり、店も「もぬけの殻」となりました。
関係者によりますと、こうした被害は少なくとも十数人にのぼり額は1億円を超える可能性もあるということです。
また、複数人が警察に被害届を出していました。
被害届を受け、警察は8日、店を家宅捜索し本格的な捜査を始めました。帳簿などを押収し経営実態などを調べるとみられます。
194万円を支払った女性はNBSの取材に対し「警察は徹底的に捜査し全てを明らかにしてほしい。一部でもいいからお金を返してほしい」と話しています。
長野放送[/MARKOVE]