取材に応じる小泉一真議員 14日
長野市議会は14日、青木島遊園地をめぐる問題で市職員との電話のやりとりを無断でライブ配信した小泉一真議員について、政治倫理審査会の設置を決めました。長野市議会で政治倫理審査会が設置されるのは初めてです。
青木島遊園地の廃止に反対の立場で活動している長野市議会の小泉一真議員は先月、この問題について市職員に電話で問い合わせる様子を無断で動画投稿サイト「YouTube」でライブ配信しました。
これに対して市側は、荻原健司市長名で「職員に心理的圧迫を与え、委縮させる」「市議会との信頼関係に大きく影響を与える恐れがある」などと議会側に申し入れを行っていました。
その後、市議会の4つの会派の議員が「政治倫理条例に違反する疑いがある」として審査請求書を提出。14日の議会運営委員会で設置が決まり、11人の委員が選ばれました。今後、小泉議員の処分などを検討します。
小泉議員は、無断でライブ配信した点については「法的に違反しておらず、正当な情報発信」とした上で、審査会の設置については「まったく不当なものだと受け止めている。議会の独立性を自ら放棄した」などとコメントしています。
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