終了後、取材に応じる荻原健司市長
一部住民の苦情をきっかけに長野市の公園が廃止されることになった問題を巡って、初めての住民説明会が開かれました。終了後、市長は存続も選択肢に入れて最終判断する考えを示しました。
説明会は11日午後、青木島地区の住民に対象に非公開で開かれ、300人以上が参加しました。
苦情をきっかけに廃止方針となった青木島遊園地
地区にある青木島遊園地は「子どもの声がうるさい」という一部住民の苦情をきっかけに、市が来月で廃止にする方針を示しました。
しかし、反対意見も根強く、存続を求める署名活動や差し止めの住民監査請求も起こされています。
説明会に出席する住民
説明会は約2時間に渡り、市は説明した後、住民の声を聞きました。
住民:「意見の中では閉鎖をもう一度考え直してほしいとか、廃止ありきでこの会を進めてほしくないと」
住民:「子どもがいる以上、存続させるべき」
荻原健司市長:「市は廃止の判断をさせてもらったが、出席した皆さんの話を受け止めた中で、廃止のままでいくのはどうかなと。廃止なのか、存続なのか含めて判断していきたい」
これまで市長は廃止の方針は変えないとしてきましたが、存続も視野に入れる考えを示し、事実上、方針転換をしました。
12日は青木島地区に限定しない市民への説明会が予定されています。
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