長野放送
26日朝の長野市は、路面の凍結や圧雪によりタイヤがスリップしてしまう車が目立ちました。事故も相次ぎ、日本自動車連盟・JAFも作業に追われました。「急ブレーキ」「急ハンドル」などをしないよう呼びかけています。
26日の通勤時間帯の長野市。路面の凍結、圧雪によって…
（記者リポート）
「タイヤが完全に空回ってしまっています。一向に前に進んでいきません」
取材スタッフが車を押して「脱出」。すると、後続車も…
後続車の女性：
「私も押してもらえますか…」
こちらの交差点は坂道となっていて、およそ1時間で5台ほどが動けなくなっていました。消防車両も…。
近所の住民：
「きのうぐらい降ると大変ですね。（大きい事故につながらないといいですね）でも、どうしようもないですよね」
スリップした場合、どうすればいいのか、JAF長野支部に聞きました。
JAF長野基地・関口広さん:
「（アクセルを）一気に踏むと、固くなった路面の上で余計に空転するので、徐々に踏み込んで、その場で動けなくなった場合はいったん下がってもう一度前進する」
そのJAFですが、24日からフル回転で出動が続いています。
JAF長野基地・関口広さん：
「タイヤを路外に落としてしまったり、急激な冷え込みでバッテリー上がり・不良といったトラブルが増えている」
正午ごろ向かったのは長野市松代町。依頼したのは67歳の男性です。午前8時ごろ運転していた車が農道から田んぼに落輪しました。
運転手の男性（67）：
「白くて境が分からなくてちょっと目をそらした時に落ちた」
大雪となると側溝や段差に気付きづらくなるため、慣れている道でも普段以上の注意が必要です。ワイヤーで引っ張りおよそ30分で救出しました。
運転手の男性（67）：
「助かりました。注意しなきゃ…」
その後、すぐに次の指令が…。須坂市仁礼でスリップによる多重事故が発生したとの連絡です。
けが人はいませんでしたが、車が動かなくなり、レッカー移動しました。
路面凍結、雪道での運転の注意点を改めて聞きました。
JAF長野基地・関口広さん：
「（路面凍結時は）急の付く運転、急発進、急ブレーキ、急ハンドルを避けていただいて、なるべく車間をとってスピードを落として、慎重に雪の中では運転していただく」
寒さは27日も続く見込みで、引き続き注意が必要です。
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