「木落坂6」の代表者に委嘱状を手渡す山崎怜奈さん
茅野署、諏訪署、岡谷署は、電話でお金詐欺(特殊詐欺)被害防止を目的に長野県諏訪6市町村の防犯団体などでつくるプロジェクトチーム「木落坂6」を発足し、21日に諏訪市の諏訪大社上社本宮でお披露目した。全国的に特殊詐欺の被害防止に取り組む「警察庁SOS47」の特別防犯支援官でタレントの山崎怜奈さんが団体の代表者らに委嘱状を交付。各団体が協力一致で被害撲滅を目指していく。
木落坂6は、諏訪地域の防犯協会連合会や社会福祉協議会など46団体・個人で結成するチーム。特殊詐欺の被害が増えている中、6市町村が一丸となって被害を食い止めようと、茅野署員の発案で発足した。「木落坂」は御柱祭の木落しから、「6」は諏訪6市町村から取ったという。同チームは警察庁SOS47をモデルとしている。
お披露目には、各団体の関係者約100人が出席。6市町村の首長らが、山崎さんから委嘱状を受け取った。代表して諏訪市の金子ゆかり市長が「一人で対処しないことが大切。周りの人と手を取り合って、詐欺に負けないようにしよう」とあいさつ。参加者は注意喚起に尽力する趣旨の特殊詐欺撲滅共同宣言をした。木やりやラッパ隊の演奏もあり、華やかにチームのスタートを切った。
今後は、所属する各団体が個々の活動と合わせて啓発活動を行い、各署と合同での呼び掛けもする。茅野署の市川八史署長は「皆さんの力を借りて詐欺撲滅に取り組んでいく。協力一致で頑張ろう」と呼び掛けた。
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