八十二銀行本店(左)と長野銀行本店(右)
八十二銀行(本店:長野市)と長野銀行(本店:松本市)は20日、それぞれの取締役会で、長野銀行を完全子会社化する形での経営統合について最終合意したと発表しました。
株式交換では、長野銀行株式1株に対し、八十二銀行株式2.54株を割当て交付します。
今年6月1日に経営統合し、その後、合併に向けた検討・協議を進めていく予定です。合併の時期については、「できるだけ早くしたい」としていて、行名も新しくするとしています。
八十二銀行・松下正樹頭取:
「お互いの企業文化を融合して、新しい銀行グループとして、今後の地域経済発展のために、お客様のために進めていきたい」
長野銀行・西澤仁志頭取:
「できるだけ早く具体的な統合効果を還元できるように進めていきたい」
両行は、地域経済の落ち込みなどで経営環境が厳しさを増す中、経営統合で健全な経営基盤の構築を図ろうと協議を進め、去年9月に基本合意していました。
統合によって、「人的資本の活用と企業風土の変革」、「金融仲介機能・金融サービスの強化」、「事業領域拡大の強化」、「経営基盤の強化」の相乗効果が見込まれるとしています。
長野放送[/MARKOVE]