事故現場(2016年)
15人が死亡した軽井沢町のスキーバス事故から15日で7年。遺族などが追悼と安全運行を誓う「集い」を開きました。
2016年1月15日午前2時前、国道のバイパスを走行中のスキーバスが道路下に転落。
大学生など15人が死亡、26人が重軽傷を負いました。
事故発生時刻に訪れた当時の大学生の親たち(7日午前2時頃)
あれから7年。
事故の発生時刻には、事故を起こしたバスに乗っていて友人を失った当時の大学生の母親3人が現場へ。
母親の一人:
「何年経っても胸がしめつけられる」
献花に訪れた高橋美作社長(7日午前5時頃)
午前5時前には業務上過失致死傷の罪に問われ、今年6月に判決の言い渡しが控えている運行会社の社長が訪れ、改めて謝罪しました。裁判では「事故は異常な運転は予見できなかった」と無罪を主張。これに対し検察は禁固5年を求刑しています。
高橋美作社長:
「一人一人のお名前をお呼びし、ご冥福を祈りました。本当に申し訳ありませんでした」
遺族の田原義則さん(7日午後)
午後、現場では遺族の他、国やバス業界・旅行業界の関係者が参加して、安全運行を誓う「集い」が開かれました。
去年も愛知県や静岡県で死者を出すバス事故が相次いでおり、遺族は再発防止を求めています。
次男(当時19歳)を失った大阪府の田原義則さん:
「悲しさ、悔しさ、二度とこんなことが起きてほしくないという思いは何年たっても変わらない。(教訓などを)発信していくことが遺族の使命」
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