長野放送
長野市中心部の複合施設「もんぜんぷら座」は、老朽化などで2031年度までに取り壊される予定です。跡地をどう利用していくのか、住民や有識者を交えた議論がスタートしました。
長野市中心部にある複合施設「もんぜんぷら座」。建物は旧ダイエー長野店として1976年に建てられ、撤退後の2003年に市が再利用を始めました。
スーパーや子育て支援施設、オフィスなどが入り多くの市民が利用しています。ただ、建物は老朽化が進んでいることから市は、2031年度までに取り壊すことを決めました。
中心部の複合施設の跡地利用は、市民も注目しています。
地元住民:
「食料関係とか衣類関係があればいいかなと。この辺ないですからね」
「今の状態で使いやすいので、機能はできるだけ残していただきたい」
そうした中、市は地元住民や学識経験者でつくる跡地利用の検討部会を立ち上げ、23日から議論をスタートさせました。
長野銀座商店街振興組合・太田耕一理事長:
「長野市は観光地ですので、地元と観光客が『ここいいね、便利だね』と思えるようなブランディングしていくこと」
新田町区・青木茂区長:
「地元がしっかりしないと、どんなことやっても駄目だと思う。地域を優先的に考えてもらいたい」
具体的な内容はまだ白紙ですが、「にぎわいをつくり出す場所」にするよう議論を進めます。
来年度末をめどにまとめ、市長に答申する予定です。
長野市まちづくり課・大日方直毅課長:
「あの場所でにぎわいが生まれるような場所、市民にも観光客にも楽しんでもらえるような場所になればいい」
長野駅前では、商業施設や住宅などでの利用を見込んだ大規模な再開発計画も進んでいます。
「もんぜんぷら座」の「跡地利用」とあわせて中心市街地は今後、大きく変わっていきそうです。
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