松本市の高校1年生・平林太一さん 10月19日
ブラインドサッカーで長野県勢が大活躍です。インドで開催中のアジア・オセアニア選手権。15日のイラン戦では、松本市の高校1年生・平林太一選手が決勝点を決め、日本は準決勝に進出しました。
グループリーグ日本対イラン。見事なゴールを決めたのは、松本市の高校1年生・平林太一選手です。
高校1年生・平林太一選手(松本市):
「結果的に僕が決めた点で勝てたというのは、大きい自信。すごく意味のある1勝だったなと」
1歳の時に目の病気にかかり4歳で全盲となった平林選手。小学校1年生の時に「ブラインドサッカー」にのめり込み、実力を伸ばしてきました。
現在は「松本山雅BFC」に所属し、エースストライカーとして活躍しています。
その活躍が認められアジア・オセアニア選手権を戦う日本代表に初めて選ばれました。チーム最年少です。
15日のイラン戦はグループリーグ全勝同士の大一番。イランは強豪で、これまで公式戦で日本は勝利がなく、さらに得点を奪ったこともない相手でした。
先発で出場した平林選手。積極的にゴールを狙います。
そして、第2ピリオド、2分。
(実況)
「平林、シュート、決まった、ゴール!決まりました。左サイドからゴール正面に入った平林のシュート。見事に決まりました、先制点は日本!」
イランから奪った日本の初得点は平林選手でした。この1点が決勝点となり日本が勝利。グループリーグ首位が決まり準決勝に進出しました。優勝すればパリパラリンピックの出場権も獲得できます。夢の舞台まであと2勝です。
高校1年生・平林太一選手(松本市):
「これから2試合、今まで以上に苦しい試合になると思うが、チーム全体で勝ちを取れるように僕自身も全力で頑張っていきたい」
準決勝は日本時間の17日深夜、キックオフです。
長野放送[/MARKOVE]