阿部知事に今季の活躍を報告する水上由伸選手
プロ野球で、今季長野県内出身選手として初めて新人王と最優秀中継ぎ賞を受賞した埼玉西武ライオンズの水上由伸投手(24)=宮田村出身=が15日、県庁に阿部守一知事を表敬訪問した。水上投手は「今季はいい結果を出すことができたが、チームは3位に終わり悔しかった。来季は優勝したい」と意気込みを語った。
水上投手は帝京三高(山梨)から四国学院大(香川)を経て、2020年育成ドラフト5位で入団。翌21年5月に支配下登録を受け、デビューからの17試合連続無失点のパ・リーグ新記録を樹立した。今季は救援で60試合に登板し、4勝4敗1セーブ31ホールド、防御率1.77の好成績を残した。
水上投手は今季を振り返り、「キャンプから新人王は狙っていたこともあり、100点に近い」と評価した。また、地元からの応援やメッセージが力になっているとし、「来季はこれまで以上の結果を出せるよう取り組んでいく。その姿勢で恩返しできれば」と語った。
阿部知事は「新人王の獲得は多くの県民や野球ファンにとって最高のプレゼントになった。来季の活躍を期待しています」と激励した。
年明けには四国で自主トレーニングを行い、体力面に磨きをかけるという水上投手。「新人王は過去の話。来季は8、9回の重要な場面を投げ、チームの優勝に貢献できるようにしたい」と述べた。
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