長野放送
待望の復活です。3年前の台風19号で浸水被害を受けた長野市のレストランが9日、リニューアルオープンしました。待ちわびた客で早速、にぎわいました。
焼きたてのハンバーグに、野沢菜などの天ぷら。それらを皿いっぱいに盛りつけます。小さな子どももパクリ。ここは給食受託サービスの「ミールケア」が運営する長野市のビュッフェレストラン「みーるマ~マ」。3年以上の休業を経てリニューアルオープンしました。
ミールケア・関友樹副社長:
「水害があって、コロナがあって、お客さまにも長い間お待たせしてしまったなと。申し訳なさもありながらも、長い期間いただいたことはこのオープンで恩返ししていきたい」
2019年の台風19号による大雨で千曲川の堤防が決壊。長野市穂保のミールケアの施設も深刻な浸水被害を受けました。泥水に漬かった施設を片付ける作業が続きました。
ミールケア・関幸博社長(2019年当時):
「涙が出るくらいきつくなってくるなと。でもこれは天から与えられた試練だと思ってがんばるしかないなと。これはいいチャンスだと思って、もう一回やり直すかなと」
復旧は一歩ずつ。保育園などの給食に出す看板商品の「やさいぱん」の製造を再開。去年10月には「ベーカリーショップ」を復活させました。最後に残ったのがビュッフェ形式で家族連れに人気だったレストランでした。
改修を終え、ようやく迎えた9日の再オープン。11時にオープンすると、待ちわびた人で店内はすぐ満席に。
客:
「もう最高。やっとオープンでもって、もう待ち遠しくてね。待ちに待ってとんで来た」
「いっぱいあるので、全部食べていきたい。またここへ、しょっちゅう来たいなと」
新たに「ライブ感」を出す演出も。メインの料理は客の目の前で調理します。人気の「やさいぱん」のフレンチトーストは期待の新作です。
(記者リポート)
「やわらかい!やさいぱん本来の甘みもあるので、非常に食べやすいです」
3年ぶりに戻ったにぎわい。ミールケアは以前と変わらぬ「地域に根差したレストラン」にしたいとしています。
長野放送[/MARKOVE]