資料 砲丸
5月、長野市の中学校で陸上部の練習中に生徒が投げた砲丸が男子生徒の頭に当たり、骨折する事故がありました。市の教育委員会が指導体制などを調べた結果を公表、「顧問が不在だった」として、今後は必ず立ち会って指導をするなどの再発防止策を示しました。
事故が起きたのは長野市内の中学校で、5月20日午後5時40分頃、陸上部が砲丸投げの練習をしていたところ、投げた砲丸(5㎏）が14歳の男子生徒の頭に当たりました。男子生徒は救急搬送され、頭蓋骨骨折などの重傷を負いました。
事故を受けて市教委は生徒6人、教職員9人から聞き取り調査を実施、きょう10日に結果を公表しました。それによりますと、当時、3人の生徒が砲丸投げの練習をしていましたが、顧問、副顧問は不在でした。「認識の甘さにより、安全指導が不十分な状況下だったにもかかわらず、顧問不在時に練習をしていた」ことが事故の要因としています。
事故を受けて、中学校は鉄球を用いた砲丸投げの練習時は必ず顧問などが立ち会って指導することを徹底するとしています。
また市教委は文科省のガイドラインを各校に周知し、市内全ての運動部で安全点検を実施する方針です。
調査報告と再発防止策は既に被害生徒の保護者や陸上部の保護者に説明したということです。
[/MARKOVE]
