薄い氷が張った高島公園の心字池
長野県内は9日、晴れて放射冷却現象の影響を受け、各地で今季一番の冷え込みとなった。長野地方気象台によると、県内30観測地点のうち、15地点でこの冬の最低気温を更新。諏訪でも氷点下2・5度まで下がり、12月中旬並みの寒い朝となった。
諏訪市の高島公園では、心字池に薄氷が張った。水鳥がよけながら泳ぎ回り、わずかな水鏡に高島城の一部が映り込んだ。
埼玉県から仲間と観光に訪れた横田勝さん(79)は「手がかじかむ寒さ」と手袋を装着。友人の長谷川加代さん(79)は「空気が澄み渡って、空も城もきれいに見える」と話していた。
10日は気圧の谷の影響で朝晩は曇り、日中は晴れる見通し。寒さは続くと予想している。
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