長野放送
長野県伊那市で高齢女性が殺害された事件で、別の詐欺容疑で逮捕された20代の男が、女性名義の通帳を使って現金を引き出そうとしていたことがわかりました。警察が事件との関連を調べています。
12月3日、伊那市の住宅で1人暮らしの原貴努代さん(85)が死亡しているのが見つかりました。
原さんは12月1日に知人と電話をしていたことが確認されていて、警察は1日から3日までの間に首を絞められ、殺害されたとみています。
一方、関係者によりますと、原さんの遺体が見つかる前日、市内の金融機関に原さんの通帳を持った男が現れ、現金を引き出そうとしたことがわかっています。
「原さんの孫」と名乗りましたが、職員が断ったということです。
警察によりますと、この男は南信地方在住の20代で11月、別の他人名義の通帳などを使って金融機関から100万円余りをだまし取った疑いで、原さんが殺害された後、逮捕されています。
警察が殺害に関与したかなど関連を慎重に調べています。
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