長野放送
長野市は性的少数者らのカップルの関係を公的に証明する「パートナーシップ宣誓制度」の運用を12月1日から始めました。早速1組のカップルが認定を受けました。
「パートナーシップの宣誓をされたことを証します」
長野市の安田茉由さん(22)と深沢音葉さん(21)。長野市が1日から運用を始めた「パートナーシップ宣誓制度」の認定第一号カップルです。
耳が不自由な安田さんは手話で思いを語ってくれました。
安田茉由さん:
「少しずつ付き合いが深まるにつれて、一緒に暮らしたいと。毎日、お互い笑顔で生活できればいい」
「パートナーシップ宣誓制度」は性的少数者らのカップルを婚姻に相当する関係と公認する制度です。
市営住宅の入居や保育所の利用など法律上の婚姻関係に近い行政サービスなどを受けられるようになります。
県内の市町村では松本市、駒ケ根市に次いで長野市が3番目の導入。市内在住の2人は長野市が導入していなかったら松本への引っ越しも検討していたということです。
深沢音葉さん:
「こうして長野市に制度ができて、すごくうれしい。倒れたときに救急車を呼んでも一緒に乗れないので、今こうしてパートナーシップを組んで、一緒に乗れるようになったのが安心」
また、長野市は松本市と住所移動に伴う手続きの負担軽減や性の多様性への理解拡大を推進する連携協定も結びました。
長野市・荻原健司市長:
「誰もが生きやすい社会をつくっていけるように取り組んでいきたい」
パートナーシップ宣誓制度は長野県も2023年4月の導入を目指しています。
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