水上投手の功績をたたえる懸垂幕を掲揚する代表者=宮田村役場
プロ野球パ・リーグの最優秀新人(新人王)に、埼玉西武ライオンズの水上由伸投手(24)=長野県宮田村出身=が選ばれた功績をたたえようと、同村は26日、懸垂幕を村役場玄関横に掲げた。セレモニーには関係者ら約100人が参加。長さ約7メートル、幅約90センチの懸垂幕が掲げられると、参加者は喜びを表すとともに今後の活躍に期待した。
最優秀新人、最優秀中継ぎ賞のダブル受賞に沸いた前日の余韻が残る中での開催。水上投手の後援会由勝会や出身の少年野球チーム西駒ウイングス、宮田中学校野球部ほか多くの関係者らが駆け付けた。
懸垂幕は水上投手の父俊孝さん(55)=南割=や小田切康彦村長、中塚明彦由勝会会長ら代表者6人で掲揚。幕が完全に掲げられると、参加者全員が声高らかに万歳三唱し喜びを爆発させた。
水上投手が宮田中学校1~3年時の野球部顧問だった酒井修一教諭は「中学時代から投打ともに光っていた」と回想。2年時には県大会ベスト4の原動力にもなった―とし「皆に憧れられ、応援される選手であってほしい」と願った。西駒ウイングスの主将(11)は「いつも野球中継は見ている。三振取ったあとのガッツポーズがかっこいい。これからも頑張ってほしい」とエール。中塚明彦会長は「今年の防御率は1.77、勝率は4勝4敗。来季は無敗を目指して」と注文。小田切村長は「宮田の水上から日本の水上として活躍を」と期待した。
父俊孝さんは「受賞後、電話でご苦労さんとねぎらった」と話し「地元も喜んでいると伝えると、本人はとてもうれしそうだった」と話していた。
村によると、懸垂幕は当面掲揚するという。
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