駒ケ根市が作製したマンホールカード
長野県駒ケ根市は、市内のマンホールのふたに使用されているデザインを紹介した「マンホールカード」を作製した。市の花スズランと市の木アカマツの葉をモチーフにしたもので、カードは国土交通省や日本下水道協会などでつくる下水道広報プラットホーム(GKP)と共同製作。同市のJR駒ケ根駅市民サービスコーナーで無料配布している。
GKPが自治体と一緒に作る下水道広報用のコレクションカード。各地で使用されている個性豊かなマンホールのふたをカード化している。今回、駒ケ根市が加わった第16弾のカードを含めたシリーズの累計は837種類(607自治体)。入手には現地の配布場所に直接足を運ぶ必要があるため、各自治体のPRや観光振興の面からも効果が期待されている。
同市の下水道は1995年11月に供用開始。市上下水道課によると、ふたのデザインは公募で選ばれたもので、敷設事業が始まった90年から使用されている。現在市内の約5800カ所に設置されており、このうち彩色されたカラーマンホールは10カ所ほど。カードでは今年度更新された駒ケ根駅近くの歩道のふたを紹介している。
同課は「まずは下水道について関心を持ってもらうきっかけになれば。カードを求めて訪れた人に駒ケ根の雄大な景色を堪能してもらいたい」と話している。
2000枚発行。配布場所は市民サービスコーナー(午前10時~午後6時30分)のみで、事前予約や郵送には対応しない。問い合わせは同課下水道係(電話0265・83・2111)へ。
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