八剱神社で配布しているヤシカを手に御神渡り観察の様子などを伝える宮坂宮司(右)
長野県の諏訪神社(現・諏訪大社)とともにあった神宮寺ゆかりの仏像を、所蔵する寺院などが一斉公開する「諏訪神仏プロジェクト」の参加神社、寺院が参拝者特典として「お社カード(ヤシカ)」、「お寺カード(テラカ)」を配布している。神社の特色や寺院が所蔵する仏像などを紹介している。
ヤシカ、テラカはプロジェクトを盛り上げようと一部の神社、寺院が作成し、配布している。デザインは縦横あり、大きさは約8・8センチ、6・3センチ。御朱印を授かった場合などに受けることができ、収集を楽しみにする人もいるという。
諏訪市小和田の八剱神社では、同プロジェクトに合わせ、所蔵する仏像の女神形摩利支天坐像、弁財天坐像を展示している。いずれも神宮寺由来ではないが協力公開している。ヤシカは同神社が判定と神事をつかさどる御神渡り(御渡り)を写真で紹介している。宮坂清宮司は、御朱印を受けた参拝者に仏像や寒さ厳しい厳冬期の朝の御神渡り観察の様子を伝えている。
諏訪神仏プロジェクトは27日まで。
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