雄大な中アの山並みを望む駒ケ岳神社で神事に参列する関係者ら
中央アルプス千畳敷(標高2612メートル)にある信州駒ケ岳神社の閉山式が7日、現地で開かれた。神社奉賛会の関係者ら約20人が参列。登山のトップシーズンを無事終えたことに感謝し、冬山の安全や来季の盛況を祈願した。
この日の千畳敷一帯は、午前11時の気温が氷点下2度。青空が広がったものの冷たい風が吹き、参列者はコートを羽織るなど防寒対策をしながら神事を執り行った。
中央アルプス観光(長野県駒ケ根市)によると、今年4~10月末までのロープウエー利用者数は、コロナ禍前の2018年度同期比で8割程度。夏季はコロナの影響で客足が伸び悩んだものの、観光施策の効果で、紅葉シーズンには平日にも県外からの登山者や団体観光客が多く訪れたという。
神社の大総代を務める同社の森部浩昌社長は「大きな事故なく安全にシーズンを終えられたことが何より」と感謝。「年内には展望テラスやレストランの改修が完了する。皆さんに楽しんでもらえるように、来シーズンも新しい仕掛けを用意していきたい」と話した。
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