長野放送
感謝の思いを込めてお菓子を提供です。29日、長野県富士町の小学生3人が1日限定の「洋菓子店」を開きました。自分たちで作ったお菓子はなんと45分で売り切れる人気ぶりでした。
富士見町のJR信濃境駅前にある「カフェ&スペース ひこうせん」。29日午後、店内には長い列ができていました。お目当ては、クレープとティラミス、フルーツゼリーの洋菓子3種類です。
児童:
「クレープのトッピングはどうしますか?」
客:
「全部組み合わせて」
接客するのもお菓子を作ったのも地元の小学生の3人。1日限定の「こども洋菓子店」です。
オープン3時間前の午前10時。厨房ではカフェのスタッフのサポートを受けながらお菓子作りに励んでいました。
児童:
「今、(クレープは)何枚できてる?」
「24枚」
「そっか、あと6枚足りない…」
3人は小学6年生のクラスメート。普段から放課後の居場所として「ひこうせん」を利用していて、地域の人たちのお世話になってきました。
こども洋菓子店を企画した・徳永颯さん:
「地域の人に感謝の気持ちを込めて交流したいことと、みんなで洋菓子を作ることで卒業前の思い出になるかなと。緊張するけど、地域の方に喜んでもらえるといい」
メニューは、徳永颯さんが自宅で作ったことがあるお菓子から選び、1週間前に試作もして準備してきました。接客や会計も自分たちで行います。
午後1時のオープン。続々と客が訪れ、注文が入ります。
食べた人:
「おいしい。積極的に活動されるのは素晴らしいと思う」
オープンからたった45分で、用意したそれぞれ30個が完売しました。
こども洋菓子店を企画した・原田鈴音さん:
「大変だったけど、完売したのでよかった」
こども洋菓子店を企画した・橘田杏さん:
「地域の方に感謝をするためのお店が開けてよかった」
こども洋菓子店を企画した・徳永颯さん:
「中学生になってもやれるように、日程合わせてやりたい」
1日限定の「こども洋菓子店」。卒業前に大きな思い出ができました。
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