ころぽっくる保育園(長野市)
マスクについて政府がこのほど発表した新たな方針。マスク着用の位置づけは変更しないとした上で、屋外であれば会話が少ない場合、「着用の必要はない」としています。また、保育所等の未就学児は「着用を一律に求めない」としました。長野市のある保育施設は政府の方針に沿って対応しようとしていますがマスクなしの生活に舵を切れないでいます。理由を取材しました。
長野市のころぽっくる保育園。3歳以上の園児は基本的にマスクをしています。
園児:
「たいへんですね」
「くるしい!はずしたいよ!」
息苦しさに加え、これからの季節は熱中症も心配されます。
そうした中、発表された政府の方針に、園は…
ころぽっくる保育園・矢野嘉大主任:
「基準を設けながら、外ではマスクを取って活動していこうかなと考えています」
屋外では基本的にマスクを外し、屋内は「暑さ指数」が一定以上になった場合など、基準を設けて外す対応を検討中です。
保護者は…
保護者:
「屋外で遊ぶときは、マスクを外して活動してもいいんじゃないか」
しかし、園は実施にはまだ慎重です。
その理由は…
ころぽっくる保育園・矢野嘉大主任:
「マスクしていないと、濃厚接触者の特定が難しくなってくるというところは、一つの不安要素」
現在、長野市は、濃厚接触者の判定を保育施設に任せています。マスクなしでいると濃厚接触者が増え、特定も難しくなるのです。
ころぽっくる保育園・矢野嘉大主任:
「マスクなしで15分会話していると濃厚接触者という基準。そこを踏まえるとマスクなしというところは、一歩踏み切れない部分がありますね」
マスクを外す方向で検討しながらも、感染状況もあって踏み切れないでいるのが現状です。
長野放送[/MARKOVE]