大勢の子どもたちが協力して完成させたシャッターアート=下諏訪町の諏訪御湖鶴酒造場
長野県下諏訪町の四ツ角駐車場向かいの諏訪御湖鶴酒造場の倉庫に、下諏訪観光PRキャラクター「万治くん」と「やしまる」を描いた”シャッターアート”が完成した。3日に同町で開いたまち歩きイベント「三角八丁」に合わせ、「諏訪圏青年会議所(JC)紬GOしもすわ部会」が企画。イベントに訪れた子どもたちが代わる代わるペンキで色を塗り、カラフルな作品に仕上げた。
同部会では事前に、下諏訪南小学校と下諏訪北小学校の児童を対象に壁画の原案を募集。50枚ほどの応募の中から今回の絵に決まった。万治くんとやしまるが日本酒をくみ交わすほほ笑ましい図柄。シャッター2枚に絵が描かれ、左の1枚にはイベント名「小さな町の心の記憶」や子どもたちのサインが書き込まれた。
参加した下諏訪南小2年の児童らは「塗るのが楽しかった」「またここに来て写真を撮りたい」と満足げ。文字を担当した諏訪市の高校1年生の林真寛さん、樋川萌奈さん、中村美乃莉さんは「いい経験になった」「『インスタ映え』する」などと笑顔を見せた。
同酒造場専務の竹内重彦さん(50)は「歩く人の目を楽しませるものになれば」と喜んだ。企画した同部会長の長﨑圭祐さん(40)は「子どもたちの心に残り、大きくなっても下諏訪を好きでいてくれたら」と願った。
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