長野放送
3年前の台風19号は、豪雨により千曲川やその支流で氾濫した場所が多く、被害は流域に広がりました。10月12日は上流の長野県佐久穂町や佐久市、東御市、上田市などで浸水や橋脚が流される被害が。その後、下流の千曲市や長野市篠ノ井、松代町などでも浸水被害が広がり、13日未明には長野市穂保の堤防が決壊しました。また、中野市や飯山市なども果樹畑や住宅街が浸水しました。
台風19号災害では、千曲川を含む長野県内6つの河川で堤防が決壊するなどして、災害関連死を含む23人が死亡しました。住宅被害は8345棟にのぼりました。
10月12日現在も3世帯6人が仮設住宅での暮らしを余儀なくされていますが、県によりますと今月中に全世帯が再建した住宅や新たに契約した賃貸住宅に移るということです。
長野市役所では、県内の被害の様子や復興への歩みなどをパネルにまとめて展示するアーカイブ展が開かれています。
12日はアーカイブ展を企画した県や信州大学などが報告会を開き、被災した住民など100人が参加しました。
穂保希望のつどい(長野市)・土屋栄美子さん:
「堤防決壊した津野、穂保地域は泥で埋まったという状況。赤沼地域は1階部分をほとんど浸水した状況」
長野県・阿部守一知事:
「いざという時、どういう避難、行動をすればいいか。一人一人に日頃からお考えいただきたい」
アーカイブ展は、長野市役所で今月18日まで開かれています。
長野放送[/MARKOVE]