長野市のスーパーマーケット
10月値上げです。今年最多となる6500品目以上の食料品の値段が上がりました。大手ビールメーカー4社はビールやチューハイなど10%前後値上げ。「コカ・コーラ」や「お~いお茶 緑茶」などのペットボトル飲料も上がります。また、たれやみりん、マヨネーズ、チーズなども値上げします。家計により厳しくなる中、各スーパーでは通常よりも低価格だったり機能性を工夫したりする自社オリジナルの「プライベートブランド」に力を入れ消費者にPRしています。
長野市のスーパー。相次ぐ値上げに消費者は…。
消費者:
「不安ばっかり、食べないわけにいかないし」
「生活は大変な感じだけど仕方ない」
帝国データバンクより
値上げラッシュは10月がピークに。帝国データバンクによりますと、10月値上げされる食品は6699品目に上り今年最多です。
いったん落ち着くとみられますが、円安や原油価格の状況次第では来年以降、再び「値上げラッシュ」の可能性があるとしています。
プライベートブランド
こうした中、小売業者がPRしているのが「プライベートブランド」です。
ラ・ムー長野店・熊井宏明店長:
「大量に作って大量に仕入れ販売しているので、コスト削減でお安く販売できる」
プライベートブランドは小売業者が商品の企画から製造・販売まで行います。計画的な生産・販売が可能で、商社や代理店を通さないため、コストが抑えられます。
値上げが続く中、全国、そして県内の多くのスーパーが力を入れています。
プライベートブランド
「ラ・ムー」は食料品を中心に100種類以上取りそろえています。
大手メーカーで小売希望価格が200円を超えるヨーグルトは500グラムで105円。サバ缶も200グラムで100円を切る安さです。
こちらの女性は韓国のりとソーセージをよく購入しているということです。
客:
「他と100円くらい違う。味もおいしくて気に入っている」
ラ・ムー長野店・熊井宏明店長:
「強みである『D-PRICE』(プライベートブランド)商品を販売することによって、数を買っていただけるように企業としても努力続けていきたい」
プライベートブランド
食料品だけではありません。「綿半」は生活用品を多く提供しています。
綿半パートナーズ・保坂哲哉取締役:
「商品名にもこだわってまして、機能的にも大手メーカーの機能に遜色ない出来になっています」
こちらのスポンジの名称は「へこたれ片」。こちらの洗濯洗剤は…「これで十分シンプルな衣類用液体洗剤」。ユニークな商品名を付けて客の目を引くようにしています。
綿半パートナーズ・保坂哲哉取締役:
「弊社のプライベートブランドの取り組みは、機能やパッケージを簡素化して価格を抑えた」
値上げラッシュが続く中、消費者にはうれしいプライベートブランド。小売業者も企業努力を続けています。
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