長野放送
台風11号の影響で6日の長野県内は各地で強い風が吹き、飯山市で最大瞬間風速19.2メートルを観測しました。気象台は6日夕方にかけ注意・警戒を呼びかけ、農家は対応に追われましたが、午後7時現在、大きな被害は確認されていません。
(記者リポート)
「長野市では午前中から時折、強い風が吹きます。リンゴ畑では、ひもで枝を支えるなどの対策がとられています」
6日、長野市長沼地区ではリンゴ農家が台風の接近に備えていました。3年前の台風19号では、収穫前のリンゴ畑が水没しただけに気が気ではありません。
リンゴ農家の女性:
「心配ですね、困りますね。水害の時もみんな(リンゴが)下に落ちちゃったから」
主力の「ふじ」の収穫は来月末からで、早めに収穫することもできず、もどかしいと話す農家も…。
リンゴ農家の男性:
「早く通り過ぎてもらう。(願うのは)それだけです」
台風11号は6日夕方、長野県内に最も近づいた後、日本海を北上しているとみられています。
長野県内では飯山市で最大瞬間風速19.2メートル、信濃町で17.3メートルを観測しました。
また、暖かい湿った風が吹き込むフェーン現象で、最高気温は各地で30度を超える真夏日となりました。
一方、千曲市の県道大町麻績インター千曲線は、倒木のため、午前10時半から3時間近く一時通行止めになりました。県によりますと、建物や人的被害の情報は入っていないということです。
長野放送[/MARKOVE]