長野放送
100年前の音色の復活を目指します。長野県須坂市の中学に残る古いピアノの再生を目指している生徒たちが、修理費用確保への支援を要請しました。
須坂市の東中学校にある古いグランドピアノ。実は「ショパン」が愛用したことで知られるフランスのプレイエル社が1920年代に作ったものです。
今年6月に「いのちを吹き込む」プロジェクトがスタート。簡単な掃除に始まり、演奏可能なレベルに戻すことを目指しています。
生徒(6月):
「もっときれいにして、みんなで楽しめるようなピアノになれば」
31日は修理の資金集めを担当する生徒が長野市の信濃教育会を訪れ、協力を求めました。
生徒のプレゼン:
「僕たちはピアノとしての本来の姿を取り戻させる」
生徒たちはピアノの歴史や今後の活用の仕方を説明し、協力を求めました。
プレゼンを終えて…
生徒:
「皆さんにスライドなど見てもらって驚かれるぐらい、いいプレゼンができてたかな。プレイエルのピアノを本格的に直して今後とも使っていきたい」
信濃教育会・武田育夫会長:
「子どもたち、本気でやってんだなと思った。これからの人生において、いい思い出になるんじゃないかな」
目標はこの秋の演奏会で披露すること。生まれ変わったピアノはどんな音色を奏でるのでしょうか。
長野放送[/MARKOVE]