茅野市と佐久穂町境の麦草峠で行われたメルヘン街道の開通式。3年ぶりに保育園児も参加した
昨年11月18日から冬季通行止めとなっていた長野県茅野市と南佐久郡小海町、佐久穂町を結ぶ国道299号(通称メルヘン街道)の同市千駄刈-小海町千代里13.8キロ区間が20日、開通した。同市と佐久穂町境の麦草峠(標高2127メートル)で開通式が開かれ、テープカットをして観光シーズンの開幕を宣言した。
開通式はちの観光まちづくり推進機構(DMO)と小海町観光協会、佐久穂町観光協会でつくるメルヘン街道協議会が主催し、各自治体関係者ら約60人が出席。茅野、小海、佐久穂3市町の保育園児約70人も3年ぶりに参加した。
主催者を代表し、ちのDMOの熊谷晃専務理事が「コロナ禍を経た今、国内外から多くの観光客を招いて(メルヘン街道を)より一層大きく育てていきたい」とあいさつ。小海町の黒澤弘町長は「今年は残雪が少なく春の到来が早いと感じた。今シーズンのメルヘン街道が無事故であることを祈念する」と述べた。
式典後には、園児たちを乗せたバス3台と全国から集まったイタリア車の愛好家グループ「アルファロメオオーナーズ会」の22台が開通走行した。沿道で見送る人々に手を振って応え、今季の初走りを行った。
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