長野県の新規感染者(8月8日発表)
新型コロナウイルスの感染急拡大で現場への負荷が増していることから、県は全県に「医療非常事態宣言」を出しました。一方、8日発表の新規感染者は962人、月曜日では最多となりました。
【動画】確保病床使用率54.8%に上昇
新規感染者は962人。居住地別に長野市144人、松本市95人、飯田市71人、上田市67人、佐久市59人、安曇野市54人など53市町村で確認されました。
新たな集団感染は4件判明しました。
・医療機関 5人(上田保健所管内)
・医療機関 12人(飯田保健所管内)
・高齢者施設 7人(大町保健所管内)
・障害者施設 5人(諏訪保健所管内)
1日の新規感染者は先週に比べ200人以上増え、月曜日では過去最多となりました。
長野県の確保病床使用率
県内で療養中は17683人、内訳は入院415人、宿泊療養350人、自宅療養13182人、調整中3736人となっています。このうち中等症91人、重症はいません。
確保病床使用率は7日夜の時点で54.8%。2日連続で「医療非常事態宣言」発出の目安50%を超えました。
長野県・阿部守一知事:
「医療・入院への負荷が上がっている状況も踏まえて『医療非常事態宣言』を発出する」
県は、医療提供体制のひっ迫が懸念されることから、8日、全県に「医療非常事態宣言」を出しました。
これに伴い県は、若い人など重症化リスクの低い人は自宅での療養をお願いするほか、受診前に検査キットによる自己検査をしてほしいとしています。
また、20代から30代向けに検査キットとWEBでの申請により、医療機関を受診せず陽性を確定する「若年軽症者登録センター」を設置します。
高齢者など重症化リスクの高い人は、ワクチン接種を検討してほしいとしています。
長野県独自の感染警戒レベル
また、県は独自の感染警戒レベルを全ての圏域において最も高い「6」としました。ただ、重症化する人が少ないことを踏まえ、強い行動宣言は求めず、一人一人の状況や場面に応じた行動の徹底を求めています。
長野県・阿部守一知事:
「暮らしと経済をできるだけ維持していくために社会経済活動の影響は最小限に」
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