目の覚めるような紅葉が境内に広がる長円寺
紅葉の名所として知られる長野県茅野市玉川穴山の長円寺(宮里孝憲住職)で、境内のカエデが見頃を迎えた。新型コロナの感染が落ち着き、県外者も受け入れている。コロナ前のにぎわいには及ばないというが、地元住民や観光客らが絶え間なく訪れ、独特の目の覚めるような赤色のカエデに歓声を上げている。
境内を染めるのは約100年前に京都から取り寄せたとされる「一行寺楓」十数本。参道にそびえる樹齢300年の杉との共演や、池の周りの石仏百体観音越しの眺め、木の内側で西日を透かした光景も絶景で、訪れた人々は思い思いにカメラを向けている。
軽井沢町から訪れた家族は「ネットの紅葉情報を見て初めて来たが最高。イチョウと青空とのコントラストもすてき」と話していた。
7日まで諏訪紅葉三山めぐりを実施中。ライトアップは行わない。宮里住職は「今週末がピークだと思う。落ち葉が地面を埋める光景も趣深いですよ」と話している。
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