「マイクロチップ」を装着した犬
犬や猫の体内に埋め込む「マイクロチップ」についてです。2022年6月からブリーダーやペットショップが販売する犬や猫に装着することが義務化されました。
【動画】15桁の番号で飼い主がわかる…周知、普及は?
マイクロチップには番号が付いていて、災害などでペットがはぐれてしまった際、飼い主を探すのに役立つ他、「飼育放棄」などを防ぐ効果も期待されています。義務化から1カ月。現状と課題を取材しました。
(アナウンサー)
「私たちに癒しをくれるイヌやネコ。見た目や触った感じは全くわかりませんが、実は首のあたりにマイクロチップが装着されています」
首の後ろに機械をあてると…
ペットショップ・スタッフ:
「このあたりですね」
アナウンサー:
「数字が出てきましたね」
15桁の番号がマイクロチップから発信
15桁の番号が表示されました。マイクロチップから発信された数字で、6月からブリーダーやペットショップで販売される犬や猫に装着が義務づけられました。
ペットショップ ワンラブ・倉島浩章マネージャー:
「今、約40頭いるお店の子は、皆(マイクロチップが)入っています。店舗に来る前に(ブリーダーさんのもとで)登録という形になるので、基本的には1回目のワクチンと同じ生後60日ぐらいで装着をしている」
環境省のデータベースに登録することで飼い主がわかる
購入した新たな飼い主は、この番号をもとに改めて名前や住所を環境省のデータベースに登録。どの犬がどの人に飼われているかが分かるという仕組みです。
ペットショップ ワンラブ・倉島浩章マネージャー:
「(制度を)知らない方が多いと思います。店頭で契約時にお客さまにしっかりご案内して、所有者の名義変更漏れを防ぐ努力をしている」
ペットショップ ワンラブ・倉島浩章マネージャー
一般の飼い主は…
飼い主:
「震災とかではぐれちゃったりしても、特定しやすいからいいと思う」
「いいことだと思います。飼い犬さんも責任感が持てれば、捨てられる子も減るかもしれないし」
「知らないです。ちょっとびっくりですね。どこまで管理されちゃうのかな…」
「体の中に(異物が)入るっていうのが、ちょっと抵抗があります」
欧米では導入が進んでいるマイクロチップですが、異物を入れることに不安を抱く人も多いようです。
そこで実際に装着を行う動物病院へ。
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