駒ケ根高原を駆け抜ける「スカイラインジャパン」のランナーたち
中央アルプスを舞台にしたトレイルランニング大会「中央アルプススカイラインジャパン2022」(実行委員会主催)が3日、長野県駒ケ根市の駒ケ根高原を発着点に開かれた。未就学児から70代まで、県内外のランナー男女850人が出場。雨の中、それぞれゴールを目指して中ア山麓を駆け抜けた。
中アの自然を生かしたイベントとして、同市北割二区でアウトドアショップを経営する後藤哲也さん(48)の発案で2019年に始まった大会。新型コロナの影響で20年は中止、21年は運営方法を一部変更して実施しており、3回目となる今年は過去最多のエントリーがあった。
競技は38キロ、20キロ、10キロ、4キロの4コースで行い、国内の有力トレイルランナーがゲストランナーとして参加。最長の38キロは簫(しょう)ノ笛山(1760メートル)や池山(1774メートル)、宮田村の宮田高原などを経て駒ケ根高原に戻る高低差1000メートル以上の険しいコースを設定している。
この日はあいにくの雨となったが、連日の暑さが和らいだのはせめてもの救い。参加者は泥まみれになりながらゴールを目指した。38キロコース男子総合は、ゲストランナーの吉野大和さん(27)=群馬県=が4時間2分38秒で優勝。「とてもきついコース。天気を心配したが、涼しくて走りやすく、自分のペースで走ることができた」とレースを振り返っていた。
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