NBS長野放送
連日の厳しい暑さの中、心配されているのが「電力」です。東京電力管内では「電力需給ひっ迫注意報」が出され、照明を落とすなど節電を行っています。
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そもそも、電力需要の余力を示す「予備率」が5%を下回ると予想されると「注意報」。安定供給に最低限必要な3%を下回ると予想されると「警報」が出されます。
長野県内が入る中部電力管内では、今のところ注意報も出ていません。
しかし、7月の見通しは…
中部電力管内の予備率見通し
中部電力パワーグリッド・平林紅子さん:
「(予備率の見通しは)3%をわずかに上回る3.1%という状況、非常に厳しい見通しではある。節電をどうしてもお願いさせていただかないといけない状況」
予備率の見通しは、7月は3.1%となっています。(8月4.4% 9月5.6%)
厳しい暑さによる電力の消費に加え、火力発電の老朽化などが要因です。
このため中部電力は国の要請とは別に7月1日から9月末まで「節電」の協力を呼びかけます。
ただ、熱中症対策のためエアコンは適切に利用してほしいとしていて、冷房効率を下げない工夫を呼びかけます。
中部電力パワーグリッド・平林紅子さん
中部電力パワーグリッド・平林紅子さん:
「(冷房効率を上げるため)フィルターの交換を月に1、2回やっていただく。室外機周辺の整理整頓によって、吹き出し口に物があると冷房効率が低下してしまう。くれぐれも事情に合わせて無理のない範囲で節電をお願いしたい」
このほか冷蔵庫の整頓、照明のこまめな消灯など、少しずつでも協力してほしいとしています。
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