小学生5人に警察から感謝状
「お手柄小学生」です。身動きが取れなくなったお年寄りを見つけ、教師に助けを求めた長野県中野市の小学生5人に警察から感謝状が贈られました。5人は「困ってる人を助けられてよかった」などと話していました。
「心やさしく勇気ある行動に、感謝の意を表します」
警察から感謝状を受けとったのは、延徳小学校の小林璃陽翔さん、松宮翠さん、森田美悠さん、山岸涼華さん、森田惇哉さんの5人です。
6年生・小林璃陽翔さん
6年生・小林璃陽翔さん:
「表彰状をもらえてとてもうれしいです。最初は怖かったけど人を助けられてよかった」
5人のやさしく勇気ある行動。それは5月11日の集団下校の際にありました。
集団下校時に立ちすくむ70代男性を発見
5人はブドウ畑の脇に立ちすくむ70代の男性を発見。男性は有刺鉄線にズボンが引っ掛かり、身動きが取れなくなっていました。5人は知らない人でしたが、勇気を出して声をかけます。
男性は身動きが取れなくなっていた
6年生・松宮翆さん:
「『大丈夫ですか』と声をかけました。何も答えなかった。病気なのかなと思って助けようと思いました」
5人はすぐに下校の見守りをしていた教師を呼びに行きました。その後、教師が近くの住民に110番通報を依頼、男性は保護されました。けがは、なかったということです。
ブドウ畑の有刺鉄線
男性は道に迷って家に帰れなくなっていて、家族が捜索願いを出していました。男性の家族は「見つからずに夜になっていたら危険だったので、とても感謝している」と話しているということです。
6年生・松宮翆さん
6年生・松宮翆さん:
「知らない人に声をかけるのは初めてだったからドキドキしたけど、これからも困ってる人がいたら助けてあげようと思った」
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