スタート地点となる下諏訪町の下諏訪ローイングパーク
長野県諏訪6市町村を巡る「スワコエイトピークスミドルトライアスロン大会2022」(県、諏訪6市町村と商工会議所・商工会、長野日報社、日本トライアスロン連合で構成する実行委員会主催)は25日、諏訪湖周や八ケ岳山麓を舞台にスイム2キロ、バイク78キロ、ラン20キロの計100キロコースで行われる。新型コロナウイルスの影響で、1年延期を経ての初開催。全国から集う約700人の選手が出場し、3種目を1人でこなす個人部門と複数人でつなぐリレー部門を繰り広げる。
選手は午前9時30分から下諏訪町の下諏訪ローイングパークを順次スタートし、諏訪湖内の漕艇場を泳ぐ。500メートルコースを2往復後、赤砂崎公園のヘリポート広場から自転車に乗り、湖周を反時計回りに進む。上諏訪温泉街を経て高浜で折り返し、諏訪湖ヨットハーバーを経て上川右岸の通勤バイパスに入る。
茅野市横内で通勤バイパスを出て運動公園を通過し、八ケ岳に向かって御柱街道を上り、茅野市・原村境の一番塚を左折して八ケ岳エコーラインへ。尖石考古館西で折り返し、一番塚、原村、富士見町の乙事へ向かう。乙事から一番塚に戻り、御柱街道を下り、通勤バイパスからヨットハーバーを目指す。
ランはヨットハーバーから湖周を反時計回りに1周し、高島公園、並木通り、文化センター前を進み、諏訪湖イベントホール(旧東洋バルヴ諏訪工場)にゴールする。競技終了は午後5時20分の予定。
交通規制は選手の通過に合わせてエリアごと約3~4時間行う。13カ所にエイドステーションを設けて給水や食料、トイレを提供するほか、約1200人のボランティアが選手や大会運営のサポートに当たる。岡谷市と富士見町ではイベントが当時開催され、大会を盛り上げる。
セイコーエプソンが地元企業と開発したGPSシステムを全選手が装着し、リアルタイムで位置やコンディションを見守るほか、キッツグループの水処理技術で諏訪湖の水から作ったクラフトビールを出場記念品として贈る。
大会準備は2020年6月、地元の競技チームを中心とした署名活動から始まった。小島拓也事務局長(50)は「ここまで来られたのは6市町村の行政、地域の皆さんのおかげ。成功させる責任が僕たちにはある。諏訪湖を700人の選手が泳ぐ。それは諏訪湖がきれいになった証し。地元の人たちに見てほしい」と話している。
[/MARKOVE]